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Web文書の地理情報化

2009 年 5 月 25 日 コメントはありません

ぶらぶらネットサーフしていたら、こんなAPIを見つけた。
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本家の紹介:Geographic Search and Referencing Solutions – MetaCarta – At the Forefront of the GeoWeb

内容は詳しくは見ていないが、Web文書に地名などの記述があれば地名の位置情報を返したり、地名のタグをつけたりするAPIだと思う。裏方で動いているのがこのAPIとは限らないが、イメージとしては下記記事のようなものだ。

  1. 「Wii」向けニュース配信サービス、地球儀の上にニュースをマッピング – ニュース – nikkei BPnet
  2. ソーシャルニュースマップ – Map de News beta –

2は2007年3月14日にサービス開始して、そこそこ盛り上がっている様子。

こんな風に、ニュース記事をはじめとして様々な文書を実際の地理空間に関連付ける仕組みがあらゆる方面で整備されてきている。しかし、僕は地理情報に従事する立場でありながら、なぜ人々がそれに惹かれるのか、正直なところよくわからない。僕自身、何かしらが地図にマッピングされるのを見て面白いと感じる。でも、その面白いという感情がなぜ出てくるのかが自分でも理解できていない。

少し考えてみた。

面白いという感情の裏には、ある現象を認知したり、その仕組みを理解したりすることがあると考えよう(おおよそ間違っていないはず)。すると、地図にWeb記事などの情報をマッピングすることで初めて見えてくる現象とか仕組みがある場合に「面白い」と思うんじゃないだろうか。たとえば「徳島と東海道に投稿が多いなあ」とか。

それならばWeb記事と地名をリストにしたものでOKじゃないか、地図にマッピングする必要はない、という考えがあるかもしれない。しかし、地理空間全てにおいて地名が日本語で認知されている(ラベリングされている)とは限らない。日本の都道府県はほぼ全て認知されているから実感が沸きづらいかもしれないが、海外の見たことも聞いたこともないないような土地にニュース記事(日本語に限らずいろいろな言語)のマッピングがやたらと集中している場合を想像してみよう。たとえその土地があなたにとって全く無関係であったとしても集中している現象が気になるはずだ。

GIS(地理情報システム)の代表的ベンダーであるESRIのキャッチフレーズに”GIS, our common language.”というものがある。なんかとても宗教的な響きを感じさせるが、この”language”にヒントがあると思う。中学生のとき、英語の授業中に「あなたは閉じられた部屋にいるとする。外国語を学ぶのは、その部屋に窓をつくることと同じで新しい世界への入り口になるのだ」と言われた記憶がある。

すなわち、地図にマッピングされた記事を見て「面白い」と思うことは、地図によって新しい世界(中身とか仕組みとか)見えてくることにともなう感情ではないだろうか。それを意識すれば、百花繚乱で高度化する地図サービス群の中で、新しい地図サービスへのヒントがつかみやすくなると思う。

以上、想像に筆をまかせた駄文。

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